種間雑種を目指すにあたって、そもそも「これ種としては何者になるの?」という疑問の残るものが数多くあるのは……さておき、少しずつ近縁種を集めて種間雑種ができるのか?できないのか?というのも試してみようと考えています
現在挑戦中のもの #
フラバの仲間……ははっきりしないものが多く、実はこの組み合わせ種間雑種でしたみたいなパターンがないとも言い切れない……のですがそれは除外して。現在は入手しやすく多分近縁種だろうという思い付きでバリアビリスとルテオラを試しています
次に試せそうなものとしてはグラブラとバーシーカラーが流通多いのですが、近所にあるバーシーカラーの状態があんまりいいやつ居ないのでまだ試せず……そのうち良いのがあったらやってみたいと思います
※2023/12/25:バーシーカラー買って少し交配を始めました
天気の都合で開いてくれないので、花弁を切除して雌しべを露出させて交配してみました。バーシーカラーは染色体数的に異数性みたいな数字の報告もあり、種間雑種が可能かとは別のところで躓くかもしれませんがとにかく試してみないと結果が出ない
近縁種を考える際の参考 #
core.ac.uk上にて見付けた『MOLECULAR SYSTEMATIC STUDY OF SOUTHERN AFRICAN OXALIS (OXALIDACEAE) 』というものがあって1、この中でDNAシーケンスのデータに基づいた新しい分類法の章を参考にするのが良いのかなと
ここでいうClade?なるものの小分類で見ていくと
- Acaulescent clade
- Caulescent clade
という……これは地上茎と呼べばよいのでしょうか、それの有無で分かれている大きなくくりが2つあり、前者はプルプレアの仲間とフラバの仲間という括り、後者は傍流を除けばヒルタの仲間とグラブラの仲間だと整理すると結構すっきりすると思います。細かいところでは未解決なやつ……あれそっちに入るの?というのが結構いますが2
この外側にいるものとしてStellata clade、ここにボーウィーが入っているので結構注目したくて、この辺までがアフリカ南部のオキザリスたちの中核で……身近なオキザリスであるセルヌア(pes-caprae)はそこからは外れるそうです。ちょっと意外
同じCladeに入っているから可能だろう、別のCladeだと無理だろうという……とは決めつけませんが、1つこれを指針にして行きたいなと。目下ボーウィーの近縁種を探したいので、そういう時に参考に出来るかなとか
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トメントーサやパルミフロンスは茎のある方になるそうです ↩︎