おかしな水田?いいえ麦畑です

August 17, 2023
野外観察記録
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先日この辺通った際にもなんか休耕田にしても違和感のある場所を見て気になっていたのですが よくよく考えるとここって春に麦作っていた場所じゃん! というね、そういう区画だったんですよ。なのにどうしてか今は水が張られていてそういうのにまつわる植物たちも多い、そんな不思議な場所に出会いました

ぱっと見は休耕田かと思った #

休耕田っぽいですがそうではなく麦畑です。今はあくまでシーズンオフというだけで

出会える植物としてはノビエの類がいたり

コナギがいたり

2種セットだったり

単体でいるカヤツリグサ属がいたり

小さいけどクサネムかな?それと何かとアメリカアゼナがいたりとまあ稲作中の水田だったり休耕田だったりで出会えるものと被っていますね。麦畑とはいえ水が張られると同じような植物がある程度出てくるのかなと

お気づきになったでしょうか、何かいますね #

さっきまでの写真にちらちらと写りこんでいた植物、これまでに出会ったことないやつなのですが……なんかこれ栽培植物の逸出っぽくない?という。名前の分からないまま適当に「水田 白い花」とかでググると他にも名前の分からない方がブログで紹介していて、一緒にいるのがアメリカコナギという外来種でこりゃまずそうだと

分からないままTwitterに投稿すると複数人の方よりウキアゼナという和名の――あんまりアゼナっぽいところなくない?という植物と教えて頂きました、有難うございます

属としてはBacopa……バコパなのか!と。あっでもウォーターバコパとかと違って一般花卉のバコパは今この属として扱わないそうです、へー

アクアリウムとかそっち方面よりの逸出という情報が出てきますが、そっち方面に強い方いわくそういうルートで本当に売られていたのかも怪しい……という、なんにせよどうやってこの麦畑にやってきたのか、他にも水田や麦畑に出現しているのかどうか気になる植物でした。水草って感じの水草をしていますが1年草なので麦作ってる間はうまいこと種でやりすごしてこういう環境でも生えることに成功しているんだなあと

その他の麦畑たち #

ここまで紹介してきた麦畑はこの場所でもかなり独自の植生のようで(コナギが多い、ノビエがあまりいない、ウキアゼナが侵入している)、こういうなんか変にノビエが生えているな?というのが標準的な姿……だと思います

推移が高くて水没気味だったのと葉が細いので少し悩んだけどコナギたち。最初のコナギまみれの麦畑以外ではいるっちゃいる、いるけどあんまり数がいない……程度の数でした。これなら近所の田んぼの方が良く出会えるなと

そう、自分の近くの田んぼと比較すると

  • イボクサがいない
  • ホタルイの仲間がいない
  • ルドウィジアたち(在来のチョウジタデ、外来のヒレタゴボウ)もいない

この辺がなんか……水田と違うな?と感じる要因になったのでしょうか

結局水張ってるなら一緒じゃないの? #

これが次に気になったことです。だって水田だって一年中水があるわけではないじゃないですか、そうなると春に麦を作っていようが水を張って育つ草は定着していて、毎年発生したりするもんなんじゃないの?という。ウキアゼナとかはそんな感じでうまく滑り込んでいる気がします、種子で更新される1年草だからこそこういう場所にやってこれる

1年を通して見てきたわけでないので、他の水田と比べて水の入る時期が遅いということはあるのかな?とか、でもヤゴが羽化しているということはそれぐらいの期間は経過しているのじゃないかとか……うーむもっと長期的に見ないとわかんないぞこの場所。 そもそもどうして水入っているの? というのもWhy,Howの両方の意味でわからん