お高い…お高いパンジーを買いました
December 14, 2024
これまでの自分の最高額です。そしてついにふりふりのパンビオデビューですよ!
ただし松井山手は自転車で行くな、ずっと上り坂だぞ #
ということで今日はですね、隣の京田辺市にある花やさんに行ってきたんです。ちょっとおしゃれな感じで宿根草に力を入れていて、インスタ見るとゲブラナガトヨさんとかそういうものの苗も入荷しているし、あっ今日の更新でナラティブフラワーズさんの良い色のも入ってるじゃん!と
そういうあれこれがありつつ、選ばれたのはパンジーのパルムディールというフリル系の品種でした
これまでずっと……今日の午前もそうです、エマーブルというフリル系の品種に出会ってきになるなーと思いつつ、でも踏ん切りが付かないままでずるずるとやってきたのですが!ついに!買ったんですよフリルを!
パルムディールの現物に出会ったことのある方なら「そこまで悩んだわりにはゆるいふりふりの花だな」と思う方もいるかもしれません。実際、自分も最初に目を奪われたのは別の個体でしたし悩みました、でも2つ買ったらそれだけで1500円弱なんですもん……お高いやつはその良さに比例してお高い
この個体を選んだわけは #
パンジーやビオラは個人的には日本のスミレよりも前から親しみのあった植物で、当然独立したパンビオとしても見ているのですが…それと同時に自分の軸足は国内のスミレにあるので「見聞きした経験をお互いにフィードバックできる存在」としても見ているんですね。なんでこんな前振りをしたかというと
距が5つあったんです、この個体。パルムディール全体でこの変異が見られるわけではなさそうで(ぱっと見ただけでは1つor3つのものが多かった)、発達の度合の違いもあるでしょうが多分5つの距が形成されるというのはレアケースのようです
日本のスミレですとコマキノスミレ(ノジスミレの多距型) を中心として、いくつかのスミレでも同様の変異は見られますが……それも普通は3つのはず。でもこうやってパンジーで5つが見られた以上、きっと日本のスミレでも見られるはず!……みたいに、パンビオで得られた知見をフィードバックできればなと
で、こうなるとまず出てくる疑問は 距ができた花弁ってそれ以外に変化が起きるの? というもので……答えはイエスです。別の品種でも1つだけ2距の花を発見し・観察したところ側弁の一部が唇弁様になっていること――付け根付近の黄色の出現という方でのみですが――を確認できました。交配親として気になる形質です
……とまあ、交配親としての利用価値という側面が強く出てしまいましたが面白いパンジーに出会えたという話でした
予算オーバーするので買えなかったけどうちの最小ビオラよりもはるかに小さいものや、ナラティブフラワーズさんのすごい複雑な色のビオラや、あとは松原園芸さんのファルファリア……色々とありましたがまとまって入っていたNo.の22だったかな?質感とかいいなーとかとか面白い花にいっぱい出会えて刺激を受けることができました。せっかくいろんな花を買ったんだから、やっぱり自分も色々と交配していってみたいですね
次はもうちょっと具体的に「こういう花を作ろう」を決めて、そこからの逆算で使いたい花を選んでみようかな……