これもナルトサワギク?

January 9, 2023
野外観察記録
キク科
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よく見なくても……どう見てもナルトサワギクだろうと言われる気もしますが、振り返ってみると込み合ったところに生えていてしっかりと見たことはない、ということが多いのです、これまでのナルトサワギクとの出会いって

なのでこれがナルトサワギクであればじっくりと初めて観察できたことになるのですが……

概観 #

これまでのナルトサワギクだなと思った植物との違いをまず感じたのは茎が赤いという点で、ナルトサワギクってこんなので良かったのかな?となったり。ただこの手の植物で他に候補……見た感じキオン属、そういうもので該当しそうなものってないよなあとも

花周り #

茎が赤いと言いましたが蕾の時点での総苞も赤いですね

こうやって花の概観を撮ったりもしていたのですが、開花して以降の総苞がどういう色をしているかを意識して撮っていなかったのはちょっとミス。中心にいる、終わって果実になろうとしているものを見ると赤色は抜けていきそうではあります

花のアップ。もうちょっと短くて捻じれる要素もないイメージだったのでこれを見て更にナルトサワギクでいいのか?という思いが出ております。まあ他に候補なんてないのですが

カンサイタンポポでも群落から外れた1個体だけ花弁が捻じれてるものに出会ったことがあるので、同じように変異個体的な可能性も?でも特定外来でそういうの見付けても育てるとかは出来ませんしねぇ……

葉とか #

割とギザギザしていました。ナルトサワギクの葉は細長く厚みがあるという話ですが……厚みはそこまでパッと見では感じなかったようにも思います。写真を見ると薄いわけでもないのですが

こっちだと結構細長く見えますね。花の付き方とこの葉の雰囲気、2点でざっと調べて身近なキオン属にこんな姿のものはいないようですので、まあナルトサワギクでいいはずなんですがどうも自信がもてない


とはいえ消去法で他の候補なんてないので、ナルトサワギクということにしておきたいと思います。もっと勉強してナルトサワギクをナルトサワギクたらしめる特徴とか理解しないといけないな……