ついにジュリアンデビュー
February 11, 2024
前々からたまに混ざっていて、これ面白い?変異なんじゃないかなと思っていたものをついに買った回です
購入したのは2個体 #
ちょっと葉っぱ傷んでいるのは気になりますが、気になっている変異の個体だったので購入したのが向かって左の個体。そして1個体だけ買っても種が採れないはず……ということで短花柱花の個体を物色しているときに見付けたヤバめなのが右のやつです。なんかもうこの写真だけでもちょっと変ですよね
1個体目は抽苔するジュリアン #
ジュリアンといえば他のサクラソウ属たちと違ってにょきっと茎が伸び、そこからクラスター状の花が咲く……ことのない花だというイメージだったのですが、ポット苗が並んでいるのを見るとぽつぽつ抽苔している(この用語の使い方これで合ってるかな)やつがいるんですよね
こんな感じです。親の……ポリアンサの方を調べるとこうなっているものがあるので、元々持っている性質をジュリアンの選抜過程で除いていったはずがまたポロっと表に出てきた、とかなのでしょうか?サカタのタネの商品でジュリアンの系列っぽいけどこういうタイプのプリムラがあったり1、コメリでもスティレットという情報がほぼネットで見つからない物があったり2、あとハルディンのやつにも明らかに花色によってはこうなるだろ……というのがあったりと
まあ激レアとかではないのですが、割と見るので一過性のものではない……と思いたい。個体によってはよくある咲き方をしつつ1本だけ抽苔しているとかもあるのですが、これは次の花芽も同じようになっているので遺伝的なものかなと
2個体目は……キメラ? #
ということで短花柱花からはこんなものを買いました
かわいくあるべきジュリアンにおいてこの色はどうだろう?が最初自分の目を引いたものですが
なんか一部分だけ傷んで枯れた?にしても色がおかしい花があるぞ?
というか同じ株から花色が違うものがある……?これはもしかして!?と全部の花をチェックするとありました
キメラと思われる花ですね。どちらの色が本来のものかちょっと分かりませんが、こういう変異を起こしている個体って見たことないので面白いな!ということで購入決定となりました。かなり勢いで選んでいます
ひとまずこれで交配してみたい #
ということで、かなりヘンテコ×ヘンテコのペアリングになってしまいますが……
雌しべの長さの違う2個体を確保したので、一度これでジュリアンの交配もやってみようと思います。抽苔するタイプで短花柱花を見付けることができれば、長花柱花にバンバンつけてたくさん種が採れそうなのですが……逆だと交配の作業的にちょっと面倒になりますね。当然今回の抽苔個体に大量の果実を付けさせるのもよくないですし
ということで当面の目標は安いジュリアンの中に今日の1個体目のような抽苔する・かつ短花柱花の個体がないかの探索になりそうです(ついでに変なのないかもチェック)。今日抽苔しているのを2つ3つ見付けてはいるのですがみんな長花柱花なんですよね、上で出したコメリのスティレットには短花柱花もありましたし、そのうち出会えるとは思うのですが……