アキノノゲシの花の色

October 8, 2022
野外観察記録
キク科, アキノノゲシ属
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今回は狭い範囲ではありますが合計で8個体の花を撮影しました。同じ道なのに結構それぞれの個体で雰囲気が違うことにも気づいて、アキノノゲシってこれ奥が深いのでは……?と思わせる片鱗も

今日見た8つの株の裏側 #

裏側

最初はアイキャッチ用の画像を作っていたのですがこれでもうすべて語れるのではないかなと。少なくとも本日見た個体全てにおいて、開花している時間帯で花弁の裏の紫系……もうちょっと赤っぽいかな?その色の存在を確認できました。タンポポとかと同じような感じですかね?

8つの株の表側 #

表側

同じ位置のマスの花は上の裏側と対応して同じ株の花になっております。微妙に白っぽい花や、求めていたものほどではありませんがクリーム色というよりは黄色より……かな……という花の株も確認できたのでもっと探索範囲を広げれば更に面白い物に出会えるのではないかという期待感は高まりました。いざ探すとなるとどういう方針が良いのか……

その他の発見など #

葉の色と総苞の色の関連性 #

赤っぽい
赤みがない

夏に成長している株たちを見ている時から葉っぱの色にバリエーションあるなー、とは思っていましたが、赤みが出ていて葉の周辺部にその色が強くでるもの、こいつはそうでないものと比較して総苞の縁も赤みが強くなるようです。 葉っぱが赤くない=総苞の縁が赤くない というわけではなく、多分なら他の植物で見られるようなアントシアニンとかそっち系の色素が出てこない白花タイプがアキノノゲシにあれば、その時総苞の方も赤くないものが見れるのではないかと

葉の変異が多い #

花序が出始めてそれぞれの花序枝と呼べばいいのでしょうか、分枝するものの付け根に生える葉は株の根元付近と比較して鋸歯ができにくくなるのかもしれない、という印象を抱きました。あと写真のようにへんてこな葉っぱが出てくる個体もちょいちょいいますね

ホソバノアキノノゲシの発見や、更にレアと考えられるリュウゼツサイとの出会いまではまだまだですが連続して観察することで色々と気付くことが出来ました。この調子でどんどん観察個体を増やしていきたいですね