コケマンネグサ定点観察@2024/02/24

February 24, 2024
野外観察記録
ベンケイソウ科, アズマツメクサ属
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民家の庭先に侵入とか普通にありそうなのですが、これまでの自分の行動範囲ではそれはアズマツメクサ類の方で確認できる事象で、コケマンネグサがそうやって生えている姿はまだ見付けていないんです。市内のどこかにまだいそうだとは思っているのですが……

だいぶ成長してきている個体が見つかりました #

順調に育っている組はこんな感じですね、良い雰囲気です

一方でまだまだ小さい個体も多い……例年こんなものだったっけ?となるとあまり思い出せないのでその辺は頻度を上げて観察・記録するのを毎年やって、やっと語れそうな事象に思います

ただ昨年との違いを挙げるのであれば、もっと葉まで真っ赤になった個体がいたのに対して今年はそこまで赤くありません。寒さによるストレスの度合いが違うと思えばいいのかな?

今年の一番大きいと思われる個体。田んぼ周りに生える外来アズマツメクサたちとは違って、同属でもこいつは砂利っぽい場所に生えている……のですが、よくよく見るとリシアが育つ程度には湿り気のある環境でもあるということが見えてきますね。コケマンネグサ、ここ以外だと外来アズマツメクサ類と同じ畑に生えているのしか見たことがないのでいまいちこれが好きな環境だ!というのがどこにあるのかはまだ掴めていないです

なんか白っぽく見える開花してるのかな?と思って接近して撮影もしていましたが、これは舞い上がった砂粒が挟まってるだけっぽいですね。ナガエ?と思われる外来アアズマツメクサもあまり開いている状態で花を見れていないですが、こちらもまだこれぞ花だというものを見て記録は出来ていないので今年こそは……果たしてこのレンズで何処まで撮れるのかという問題はありますが(これでも最短撮影距離での写真)

改めてこの場所の紹介 #

こんな感じの狭い範囲です、何のための場所かも分からない……植木とかあってもおかしくないんだけどそういう植栽もない空間で見られます。ここを起点と考えて、周辺にいないか?も気にしてはいるのですが……まず土のある空間があんまりないですね。流石に路面間隙に生えるようなものではなさそうですし、種が飛散したとしても生きれる空間があるかどうか、その面でここ以外に出てくるのは少し厳しそうです

ただ、突然ここに出てくるということは何かしらの持ち込まれた経緯もあるはずで……そういうのがもっと違う場所でも起こっていて定着しているということは大いにありそうだと思っているので、市内のコケマンネングサ探しはその方向性でとにかく虱潰しに土のある場所を見ていく路線になるかなと。赤色を意識しておきたいですね(今年そんな赤くないけど)