デスモディウムの開花、はじまる
August 26, 2023
この属のことを考えるのであれば、昨年どこまで理解できそうだったのか、を思い出すところから始めないといけませんね……果実の形状が結構同定の重要なキーになるんですよ
ずどーんとでかいイネ科!……の奥にちょっと見えるピンクがこの記事の主役です
そう、アレチヌスビトハギ……と安直に言ってしまうけど他にも同属の植物が侵入しているのでちょっと気を付けないといけないやつです。属の和名はアコウマイハギ属で、経緯を知るとまあ納得なんですが日本が占領していた時代の海外の地名だしそっちでだけ帰化していた植物につけられた和名がアコウマイハギなのでこう……全然ピンと来ないですよね!
ということで自分は学名のDesmodiumをカナ読みしてデスモディウムと呼んでいます
因みに今回の個体に関しては普通にアレチヌスビトハギで問題ないと思います。アレチヌスビトハギもどこまで変異の幅があるのか分かっていませんが……その辺にいるこの手のやつで葉が丸くて毛が多いやつなんかは恐らく別種なので、じゃあ何の種だよというところから見ていかないといけませんね。とても難しいです
別の場所でもかなり開花しているものが
ここまで見てふと気付いたのですが、恐らくですが上で書いた葉が丸くて毛が多いやつは少しこいつよりも開花が遅いんですよね、まだどこでも咲いた者を見ていませんし。なので今のタイミングでデスモディウムのいる場所をぐるっと回って開花している/していない/もうすぐ開花しそう、みたいなものを記録できれば今後こいつらを考える際の参考になる情報を集められそうですが
ですが数も多いので咲いていない時にどこまで見付けられるかですね。あとは一緒にどの部位を記録しようか……葉柄まわりと茎の毛とかが結構差があったんだっけ……