ヤブツルアズキで確定

October 1, 2022
野外観察記録
ササゲ属, マメ科
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多分そうだろうと思いつつも花の構造が分かりづらくその部分での確認が出来ていなかったアズキ系のマメ科雑草、ついに確定しました。ヤブツルアズキです

どういう点を見たのかというと #

この葉っぱが尖っているという情報だけでもまあノアズキではなくてヤブツルアズキなんじゃないかなと思っていましたが、今回新しく両者の判別ポイントとして分かりやすい違いがわかるものが出来ていました

それがこちら、豆の入っている鞘ですね。ノアズキはもっとぺったんこで幅広で表面に毛が生えているらしいのでこれはもうどう見てもヤブツルアズキです。ヤブツルアズキの豆は食べてみるとアズキ同様においしいそうですよ?と言ってもこれを持ち帰って食べよう!とは思いませんが、育ててみてそこから採れたものを食べてみるならアリかも……などと思っても数を確保するのにも何株育てればいいのやら

ヤブツルアズキの仲間の話 #

ササゲ属というものをあまり知らず、ささげという豆も馴染みはないなあ……と思って属にいる植物たちを見ているとリョクトウの文字が。あのもやしの元になっている豆って同じ属だったの!?とか、緑豆以前にもやしとして利用されていた豆がケツルアズキでこちらも同属だと知ったりとか……知らないだけで作物として利用されている種類が結構いるのですね

ヤブツルアズキやケツルアズキと呼ぶところからも普通のアズキは蔓性ではないとか、この辺も並べて栽培して比較してみたら面白そうだな……とかちょっと気になりますね。もやし用の豆があるはずだしリョクトウは間違いなく入手できるか、アズキは言わずもがなで他はどうだろうか