今日のアズマツメクサ

January 3, 2023
野外観察記録
ベンケイソウ科, アズマツメクサ属
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1/1の記事では方針として既に確認している田んぼを中心に周辺の未チェックの場所を埋めていくと書いていましたね。大まかに見て今日の田んぼはそういう場所でした、一応クサネムは見ていたのでそういう雑草がいる可能性の高そうなところを意識してはいます

そしてまたアズマツメクサ属を発見 #

いやもう本当に絶滅寸前種扱いでいいのか、真のアズマツメクサは絶滅寸前で地元のはみんな近縁外来種なのか、それならそれで貴重な情報ではあるのでとにかく追跡したい田んぼが増えたという話ですが

雑草のいそうな田んぼという読みがあたったのかいたんです。この場所は……個体数ではそこまでは多くないかなという印象でした。あまり生えそうな場所――稲の残骸で被覆されていない露出した土とか――は少なかったですね、そういう予想をしていますが正解なのかはまだ分からない

大きい目の個体を中心に数個体集まっていたり

ずっと気になっていた同居植物 #

これも個人的にはここにはいそうかなとか考える際の参考にしているものです、最初に出会った田んぼでもセットでいたのでそういう印象に引っ張られているだけかもしれない

それが何かといいますと、なんか強く白みがかった緑色をしているこいつですね。シダ植物なのかコケ植物なのかも分かんないけどひとまず種子植物ではないだろうと思っていたこの植物はウキゴケ科のコケ植物なんだそうです。イチョウウキゴケやハタケゴケの仲間が自分の写真には写っていたそうです

このハタケゴケの仲間が面白くて、属としてはウキゴケ属なんですが学名がRiccia、リシアといえばそう、あのアクアリウムで使う水草ですよ、上手にやると泡がポコポコしてかわいいやつ。浮き苔なのにあいつ水没させられていたのか……なんでも沈めるし水草の世界って怖い(偏見)

まあリシアの方は細かい分類難しそうですが、属の違うイチョウウキゴケとかはまだ見分けやすそうですし、アズマツメクサを見つつこの同居の苔たちももっと詳しく見ていきたいですね。簡易マクロレンズ君の能力をふんだんに発揮するときが来ましたよ