冬のアキノノゲシ
January 7, 2023
当然開花が終われば枯れるわけです #
まあこれを見て自分はしばらく こいつなんのキク科植物だ? なんて考えてしまったのですが開花が終わればこういう形で枯れた植物が残るわけです。でも種を見ると赤みがかっているので充分成熟する前に個体の限界がきたのかもしれない
じゃあ咲かなかった個体は? #
というのがこの記事のメインですね
意外なことにですね、今の時期あちこちを見ているとかなり大きいにもかかわらず、開花しなかった個体が見られるんですよね。これよりも小さい個体で現在開花しているものもいるのでいったい両者を分けるのはどういう要素なのだろうかと
冬のストレスなのか赤くなっています、同属のサニーレタスとかも先端が赤くなりますがあれはまあそういう性質なのかなと。じゃあ夏の頃はこういうことになっていなかった?と振り返ってみると……みると……どうだったけなあ、これは今年の観察に持ち越しですね
因みに今から咲こうとしている個体も今回確認できました。こいつは葉っぱがあまりにもストレートすぎるので横の蕾を見るまでマツヨイグサの仲間かななんて思ってしまったやつです。ここまで鋸歯のない個体であればホソバアキノノゲシと呼んで差支えないのか
ロゼット時代の葉には多少見られるのでアウトなのか……基準はどうなんでしょう
同じフェンス沿いにいたやつ、こうやって比べると同じ植物とは思えないぐらいに葉が違う
生育が遅れている+ホソバの性質が出ている個体になるとですね、先に上の個体たちに出会っていないと間違いなくアキノノゲシと自分では気付けていなかっただろうと言えます。しかし秋に探していた時は微妙なホソバ具合の個体にしか出会えなかったのにこんなタイミングで良さそうなものに出会えるとは……これは開花まで追いかけて、季節的にちゃんと種子ができるかわかりませんができそうなら回収したいですね
というところで一番上の開花して枯死している個体に話が戻るのです
秋に開花していた個体はちゃんと種子を作り切る前に力尽きているのですが、さて今から咲く個体はその辺どうなるのか?という疑問。最初は寒さによって力尽きたのかと思ったのですが、別に開花していない個体は普通に越冬できるじゃん。じゃあなんで種が完成する前に力尽きたんだ?とか……単純に最後の方になってくると個体の維持にエネルギー回せないからなんですかねぇ、不思議がいっぱいです