家を潰すとオキザリスが生える

February 17, 2023
野外観察記録
カタバミ科, カタバミ属
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今回登場しない定番のオキザリスが大量に生えているシチュエーションにも過去には出会いましたし、本当に結構あることなんです。とはいえ今回はその種類が豊富だったかも

家を潰すと草が生える #

家があるときより元々生えていた植物の子孫なのか、家が建っている間は埋蔵種子としてその機会を待ち望んでいたものなのか、普段から風散布でやってきて来たけど土がないので発芽する機会がなかなかなかったものなのか……やってくるルートはきっとそれぞれなのでしょうけど、家を潰して空き地になると基本的に色々な雑草が生えます。ここはキュウリグサが多いけどどうやって来たタイプなんだろう

そして生えてくる雑草は種子由来だけではない……!という話です

球根は地下で生き延びる #

改めてそう実感させてくる光景はそこには広がっていました……前回来た際にセルヌア1がいることには気付いていましたが、まさかその隣でバリアビリス2が咲いているだなんて……これまでの経験でボーウィー3が大量に発生してる場所には出会ったことがありますが、バリアビリスもけっこういけちゃうんですね

そして勝手に生えてくる球根オキザリスの定番としてムラサキカタバミがいて

こちらは球根ではないですが普通のカタバミですね、これもいたのでこれで合計4種のカタバミ属がいたことになります。あとはオッタチカタバミの種が飛び込んできてくれさえすれば5種類になるのですが……

気になる点 #

ここのお宅の潰す前を見たことはありますが、庭なんてなかった気がする

というのが気になるところ。地面とフラットではありませんが地植えに近い栽培が出来る空間はあったので、そこに植えられていた球根がそのまま家を潰したときに地面に混ぜられたのか、気付いていなかっただけで庭があったりしたのか。家を潰したあとの環境がオキザリス向きなのはわかるのですが、なんでこんなにいるの?となったりするところはまだまだ謎が多いですね


  1. 有効な学名はペスカプラエらしい。こまけぇことはいいんですよ ↩︎

  2. 有効な学名はプルプレアと聞くけどこまけぇ ↩︎

  3. 有効な学名はボーウィアナと(ry ↩︎