後発のハマナデシコ

August 28, 2023
野外観察記録
ナデシコ科, ナデシコ属
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記録を振り返ると先発の個体は6/14には開花していたようなので、2か月以上のズレがあるようですね

ということで最寄りの場所にあるので一番記録している数が多い――というか株は春に見たけど開花を記録できていない地点もあるような――ハマナデシコです。逸出しているものの中にもいくつかタイプがあるようですが、この集団が一番クラスター状に花が咲くので好みですね

今年は咲かないのかな?と思っていた個体たちも遅れていた分の成長ができたのか、ここにきて開花しています。こう、上手く言葉に出来ないですが春あたりにチェックポイントがあって、そこで充分の成長を果たしているかどうかで開花するかが決まるのではなく、開花期の期間中に条件を満たせば開花へと進んでいく……みたいな?

フェンスの裏に回り込んで。撮影は出来ない場所ですが、よくよく見るともっと大きい塊がこの場所にはあって逸出の規模が思っていた以上に大きいようです。つまり積極的な除草がない限り当分はこの場所でハマナデシコは咲き続けるわけで……逸出の可能性、という点では中々に安閑としていられない植物です。国内外来種として話題にのぼる未来も遠くない……?