斑入り?のタンポポに出会う

December 16, 2022
野外観察記録
キク科, タンポポ
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スミレの斑入りではこういう色見るよな…という色彩ですが、果たしてこのタンポポではなにが原因なのか

多分正しい姿はこちら #

記憶が正しければこのタイプのアカミ系しかいない道だったはずなので、今回の個体もその系統……のはず

謎の葉っぱをした個体が出現していました #

色だけ見たら 斑入りか!? となるような葉っぱです。ただ隣の……同じ個体の別の芽なのか別個体がすぐ近くにいるのか微妙なこれ、こっちの葉と比べても分かるように葉の形状自体が明らかにおかしいです

その辺を加味するならこれは何かしらの生理障害を起こしている芽で、斑入りなんかではないということなのでしょうが、じゃあ一体全体どういうトラブルが起きればこんな芽になるのか、この状態は継続していくのか?とか、大変経過を追いかけてみたくなる個体です。覚えておきましょう

その他、個人的に気になったのはこの個体の鋸歯の見られない葉の中に、なんとなく鋸歯っぽいようにも見えるパターンが正常な緑色をしている領域の縁に見られることです

鋸歯がアポトーシスで出来ていてこれはその部分が変に残っていたりするのかなーなんて素人考えをしていたら、鋸歯の形成って細胞が突出して出来ていくものらしく、アポトーシスで削ってできている事例はないという話を教えて頂きました。よくよく考えるとこの緑色領域で切り取ったとしても普通の葉の縁のパターンとは違うものになりますし……じゃあこの緑色領域のギザギザはどういうものなのでしょう?謎です