新規ツヤスミレの発見
December 20, 2022
道端で出会うスミレとしてはコスミレとどちらが多いか?で実はこちらの方が勝っているかもしれない……程度には出会う機会のあるスミレだったりします。そんなツヤスミレ、新しい集団を見付けました
今回出会ったツヤスミレの紹介 #
意識していなかったので多分開花していなかったら見落としていた――なんなら開花シーズンにも通っていておかしくないのにこれまで気付かなった場所にいました。同じ道でも、しらみつぶしにチェックしていないなら何度も通ることで新しい発見ってありますね
花をもう少し正面よりから、上からになってしまっているのは位置関係の限界ということで……。家にも混入していたものから出てきたツヤスミレがいるのですが、そちらはアカフタチツボスミレよろしく葉脈に赤色が出るのでそれとは違うものですね。これまで路上で出会ってきたものとの比較まではきちっとできるわけではないですが
こんな感じで複数個体いました、という写真を撮っている時には気付きませんでしたが、これ溝の向こう側にいる黄変している葉の植物もスミレっぽいですね。これはまた見に行かないといけません
2022/12/21追記 #
見てきましたけどやはりこれも光沢感のある葉なのでツヤスミレのようですね、住宅側から溝を飛び越えて道路まで進出したと考えてよさそうです。そうなるとこの家の方が栽培していた / 栽培していた鉢植えに混入していたというルートがありそうですが……
ツヤスミレの謎 #
マンジュリカとかああいう無茎種のスミレと違ってタチツボスミレはそこまで地下部分が発達している印象はありませんが、元々海岸やそれに近い場所に生えるスミレであるツヤスミレ、路面間隙という環境にも適応してこんな感じで生えているのはまあ……納得はできるんですよ。でもですね
いったいどこからこういうツヤスミレがやってくるのか
という大きな謎があるんです。栽培個体からの逸出だろって言われればそれはそう、でもツヤスミレって売っているようなものではない……ですよね?その辺どういうルートでツヤスミレは広がっているのか
自分が知らないルートで実はツヤスミレは売買されているのか、鉢植えの植物に混入した雑草として人知れず勢力を拡大していたりするのか……逆に丈夫なタチツボ系として優秀な植物なのに流通に乗っているイメージがないのも謎です。謎がいっぱいですね