暗黒非合法コレオプシス

May 17, 2022
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もっとたくさん咲く場所も知っているのですがひとまず身近で撮影できる場所より

前段:合法のコレオプシスについて #

オオキンケイギクは規制対象の種ではありますが、それ以外にも国内にはコレオプシスの仲間が入ってきていて、園芸植物として売られていたりその辺で野生化したりしています

野生化しているものとしてはやはりハルシャギクですね。こいつのポテンシャルで特定外来入りしないんですから、それだけでいかにオオキンケイギクがたちの悪い植物なのかを感じさせられます

ほぼ栽培下のオオキンケイギク #

この場所は勝手に生えてきている感もありつつ、しかし暴れないように括られて管理もされているので栽培されているような印象も受ける場所です。育てちゃだめってのはさておいて、です……

横から

やはり存在感のある植物だと思います。そこそこの花のサイズ、そこそこの背丈があって黄色い花だというのが大きい要素でしょうか。あとは入り込むと数が増えて沢山まとまって開花するのも理由でしょうね

花

野生化仲間のハルシャギクが付け根部分が赤くなるのに対してオオキンケイギクは黄色一色です……といいたいところですが、九州の方では付け根が赤いタイプの個体も見つかっているらしいのでかならずこうだ!とは言い切れないようです

蕾

同じキク科でいうとダリアとかもこういう蕾をしてるな、という蕾ですね。なんでも上の方の分類(連)で同じグループだそうでその辺は納得

葉っぱ

近縁種のホソバハルシャギク(C. grandiflora)と並べたらどっちがどっちだ?となりそうなぐらいにはまだ自分には知識は足りていませんが、ホソバハルシャギクが野生化していることはないらしいのでまあ野生化しているものを見ればオオキンケイギクと思ってよいのでしょう

市販のもの

因みにこちらのゴールデンスフィアーという品種、これはホソバハルシャギクに属するそうです。正直言って「えっ八重だからってオオキンケイギク売っていいの???」となるぐらいには初見の印象だけでは似ているものですね。属の中でも同じグループで近いやつだそうです

野生化している事例がないというのであれば大丈夫なのかな?とは思いますが、果たして一重のこいつを育てて本当にこぼれ種由来の個体が悪さをしないのかは……大変気になります

少々脱線しましたが、まあこんな感じでオオキンケイギクが咲き始めていますね、という話でした。栽培しちゃダメな植物なのでもし自宅とかに生えてきたらさっさと駆除しちゃいましょう。そして熱心な方なら広がっている個体たちの駆除も……と言いたいところですが、例えば近所ですと自衛隊の駐屯地に入り込んだものがいたりもして、たとえ駆除しようとしてそういう場所のが残ったりするとまた再度広がる可能性も生みますし、まあなかなかなくせるようなものではないのだろうなと。綿毛出ない分まだマシではあるのか……?

参考リンク #