無印センダングサに出会う

October 3, 2022
野外観察記録
キク科, センダングサ属
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〇〇センダングサ、と名前のつくグループなのにこれまで出会っていなかったのです

センダングサ属振り返り #

国内の在来種=タウコギぐらいの認識だったのですが、そもそもの属名になっているセンダングサも在来種なんですよね、だからこそアメリカセンダングサという名前のものがあるんですし1

一番代表的というか見かける機会が多いのはコセンダングサ系Bidens polisaの変種のあれこれで、次いでアメリカセンダングサ、地元ではオワリセンダングサも拡がっていることに気付いて……

ついに出会ったこれがセンダングサ #

これまで全然意識していなかった道端にビデンスっぽい姿を見て、流れ的にはここにもコセンダングサ系のがいたかー、と思いつつ立ち止まって見るとなんか雰囲気が違う。舌状花がある?

と更によくよく見てみると……小さく不揃いで黄色い舌状花があるではありませんか。ここにきて自分の知識を動員して該当するものを考えると……もしかしてこれがセンダングサ?と

葉。オワリセンダングサぐらい顕著だとわかるのですがいまいち個々の違いを把握していなかったり……センダングサ、という名前なんですしセンダンはこれに似てるんだろうなとか気にはなるのですがまずセンダンを見たことがない。双葉より芳しくはないというは知ってるのですが……

果実の刺はなんか変形したの?と言いたくなるぐらい拡がっているものが。うーむ謎が多い

これからのビデンス探索に向けて #

大きい目線で見ると近鉄沿線と括りたくなる場所で見付けた今回のセンダングサ

線路のすぐ脇の領域ではコセンダングサが北上しているのを確認していて、先日は沿線で変な場所にアメリカセンダングサも見付けたりしているので……もう少し沿線部分に意識を向けて探索してみるとまた何か新しい発見があるかもな、と思いました。まずはこの個体以外のセンダングサの発見からですね、他に生き残りいないか気になります


  1. 総苞まわりはタウコギに似ているのでセイタカタウコギの名の方がしっくりくるかも ↩︎