空き地は雑草の宝庫
January 2, 2023
時間が経過すればするほど多様な草も生えるんじゃないでしょうか、そういう視点では今回出会った植物たちのうちパイオニア的なやつがどれで、それよりは少し遅れてやってくるはずの植物がいるかとかも考えると楽しいかもしれませんね
目立つのはノゲシ属 #
そりゃもうここまではっきりと立ち上がって咲いていたら目立ちまくりですよね。写真は撮りにくい場所だったので撮影は出来ていないのですが今日はもう一か所このように立ち上がっているノゲシ属の集団も見ました。ぺたんこのまま開花するものと一体何が違うのか……
一番大きい個体の茎の葉の基部の様子。まあ……オニノゲシ的かなあ
隣の個体。こちらは葉に強い光沢もないしノゲシ的?
基部の様子
上のような咲いているノゲシとこの紫色に染まっているロゼットが同じ植物とはなかなか思えないんですけどこれもまたノゲシ。冬の姿としてはこれが正解の筈ですが、このロゼットの雰囲気も大きくなったものと小さいものではまた違うのかなと最近感じるようになってきました
その他キク科あれこれ #
アキノノゲシ属っぽい……となるとまず候補に上がるのがトゲヂシャになってしまうのですが謎のやつ、これで二か所目の遭遇
和名の頭かお尻にチチコグサが付きそうなやつ。この辺まだまだ勉強が足りない
マツヨイグサ属は独特の魅力があります #
この仲間のロゼット、個人的には気味が悪いとかっこいいと両方の感情が湧いてくるんですよね。葉っぱの質感もやけに切れ込む形状も謎の斑点模様も見ていて心がざわつくんですけどその一方でロゼットとしては本当にグっとくるというか。もう一生この姿でいて欲しい
四方八方に枝を伸ばしてその先端もまたロゼット的な形で耐える。しかしですね、道端のあちこちにもいたるするマツヨイグサの仲間ではありますが、移動の面では綿毛を利用するキク科たちなんかと比較すると移動の面では不利そうに見える……割にはちゃっかりこういう場所にいるんですよね、どう移動してるのやら
カヤツリグサ属もいました #
去年何度も見てやっとこの少し光沢感があって三方向に葉が出る単子葉植物はカヤツリグサの仲間だと分かるようになってきました。属より下の種の同定はまだまだ難しい
ここから種を持ち帰ればある程度考えられそうでしたが今日は採種セットを準備していなかったのでまた後日機会があれば、ということで
大まかなグループも不明だったもの #
現地ではなんとなく既視感があるけど……程度でしたが家に帰って考えるとあれですね、既視感はきっとバーベナみたいだと感じたからなのでしょう。そういう意味ではどことなくランタナ、あれが想起されたのもクマツヅラ科つながりで間違っていない……のかな?実際の正体はなんでしょうね