続・アゾラの裏を見よう

January 9, 2023
野外観察記録
アカウキクサ科, アカウキクサ属
header

1/4にアゾラを確認した2か所のうち片方はアゾラの発見が困難になったので1か所だけ、もう1つ昨年の夏にアゾラを確認した場所も一応……一応行ったのです(なお結果は)

大規模集団より #

大きい塊を見てもですね、そこから1個体?を取って裏の確認は難しいだろうと小さい目のを見付けて

裏を……裏を……だめだ湿り気のある土で見れねぇ!

先日との変化として、どうも水がもう張られているようで浮かんでいる個体も今回は確認できました。先日は全然気付かなかったのですがアゾラもかなり小さい個体がいたり、別のウキクサもいますね。ミジンコウキクサとかなのかな?

で、裏を見る。うーん……今回も胞子嚢はなさそうですね

水から出したら細かい根毛とか張り付くだろうなと思いつつも根っこも確認。根毛はあると言えそうです

  • ニシノオオアカウキクサ
  • アメリカオオアカウキクサ(クリスタータ)
  • アイオオアカウキクサ(前2者の雑種)

の判別方法、葉の表面の細胞突起の細胞の数がキーらしいので……これ現地で見るのは現実的ではないし持ち帰ってもなかなか設備が必要ですよね。そしてクリスタータは持ち帰ってはいけないルールなのでこれもう判別できねぇな!となりそうです

もう一か所も行ったのですが #

7月に、ドン引きするぐらいにカラーの栽培場がアゾラに埋め尽くされていた場所を改めて訪れると別のウキクサ類しかいないじゃん!となってこの写真だけ撮ったんです。夕方になって疲れが出ていたんでしょうね、写真見ると普通にアゾラが写っているという……また次に訪れる機会があればその時は確認したいです

次の方針は #

今回探すのを断念したポイントが一応あるのですが、それを除くとこれにてアゾラを見たことのある場所自体はネタ切れなんですよね。その辺の田んぼを見ていてもそこまで出会えるわけではない……のですが、考えてみるとハナショウブとか栽培している場所も市内にはあるわけですし、今後はそっちの方まで足を延ばして他の水田雑草系の植物と一緒に探すことになるのかなと

胞子嚢に関してはそもそも見られる季節が限定されるのではないかという話にもなってきましたし、しばらくは他の植物を探すおまけで一応いないかチェックする……ぐらいのポジションになるかもです、アゾラ

関連記事 #

偶然新規に見付けたアゾラの裏を見た話です。こちらは1/7の記録