駅前にスゲ属

August 14, 2023
野外観察記録
カヤツリグサ科, スゲ属
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先日堤防の方に行く前に「そういやスゲ属ってどんな花しているのか見ておこう」と確認して大まかな外観とか把握していなかったら多分これ見落としていただろうな……という。それぐらいずっと気付いていなかった

それがこれです。この尖ったつぶつぶが集まってる感じの見た目、これスゲ属じゃないかなあと

ちょっと離れて植物全体を写すとこんな感じ、葉の中央部分に凹みがあるのもスゲ属っぽいですよね。この植物に隠れて根本がどうなっているのかはあんまり分かりませんが、自生のものってよりは石のぎりぎりまでなんか植え込みの空間とかになっていて植栽の1つであるって考えた方がこの場所の環境的には自然かなあと思うけどちょっと分かりづらい……

分からないなら過去の写真を見ればよいのでは?

とここで気付く。スゲ属と気付かなかった自分が過去に写真を撮っているわけではないのですが、駅前なのでストリートビューで記録されている可能性が高いだろうと確認してみると

  • 石の横は植栽だけど石の手前ギリギリは元々植栽ではない
  • 該当部分にこの植物が写っているのは2023年2月から
  • 周辺の植栽、単子葉植物だけどこれとは別っぽくない?

ということが見えてきました。3つめに関してはちょっと撮影地点から距離があるのでなんともいえないのですが、雰囲気的に植えられているものはもうちょっと葉の短い植物に見えます。2021年3月にはその中に色と葉の長さの違う単子葉植物が侵入している様子は見られるので……これ以上はもう一度周辺も見て確認しないといけませんね

少なくともこの石の手前の個体たちは近年出現ということが判明しましたので、これまでずっといたのに気付かなかった……という話ではなかったようです。しかしそうなるとどう拡がっているのだろうか