外来アズマツメクサ属を見に行こう

January 4, 2023
野外観察記録
ベンケイソウ科, アズマツメクサ属
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今回のアズマツメクサ属は外来種とはっきりしている コケマンネングサ(Tillaea muscosa) という種類です。因みにアズマツメクサ属と言ってはいますがこの属はクラッスラに入れられることが多いらしく、その場合この種はCrassula tillaeaという学名になるそうで……アズマツメクサ属の名前を残してるんですよね

生息環境について #

原産地の情報はまだ調べていないのであんまり分かっておらず、野生化しているのに出会えているものもごくごく僅かの範囲だけです。そういう意味では情報不足、別の場所でも見付けたいですがいかんせん細かい植物ですので色を意識してそこで気付けるかどうか……

こういう場所に生えているのを偶然昨年変な苔っぽいものが生えてるとか投稿したのが出会い。その時に名前を教えてもらってアズマツメクサのことも知ったのですが9か月の間にほとんど忘れてしまっていて……

もう少しだけ近寄るとこんな感じ、この場所の環境から考えるにあんまり湿り気とかは必要としないのかな?と思っているので侵入する機会さえあれば砂地とか他でも生えていそうなのですが、その機会がないのか実はもっとこの場所には特殊な条件があるのか……

コケマンネングサという植物について #

ボールペンの先端を添えて

アズマツメクサの仲間ということで非常に小型・一年草の多肉植物という表現が合っているでしょうか

現時点で発芽からあまり期間の経過していない更に小さい個体もいますが、これも含めて昨年時点で発芽していることになるのでそういう意味では越年草と言ってもいいのかな?

アズマツメクサはいまいちピンとこないところがありますが、こいつはクラッスラ属に編入されている、と言われも割と納得のいく葉をしていると思います

昨年の観察の記録(その時は3月)から考えると、葉の腋に小さい芽のようなものができるこの姿がある程度成長の進んだ結果なのかなと。花に関してはこれだ!という写真を残していないのでこうなった株からどう咲くのか、今年はそこを捉えたいですね

参考までに、これが昨年3月の写真です。こうやって見比べるとまだまだ茎は長くなるようですし、多肉質な葉は変わっていませんが今よりも少し尖った印象に変わっていますね。今年の株たちも2月を越えてこんな姿になっていくのか、追跡出来る範囲でしていきたいものです

その他の写真記録たち #

うまく記事に組み込めなかったけど色々と撮ったので、こんな植物ですよというのが伝わる一助になれば