1月のヒメマツバボタン

January 3, 2023
野外観察記録
スベリヒユ科, スベリヒユ属
header

スベリヒユ属、いくつか栽培していた感想として耐寒性で強いのはギリエシーがむかごで耐えやすく、ヒメマツバボタン大輪マツバボタンなどは年によって耐えれるか微妙なところがある、ウェルデルマニーはそれよりは弱いけど野外越冬ができる場合もあり……なぜか通常のマツバボタンも越冬するケースがある

ぐらいの感覚なんです。ハナスベリヒユやスベリヒユは外での越冬は現実的ではないかなと

つまりですね、その辺のヒメマツバボタンがどんな姿をしているかはその年の冬がどれだけ過酷かの指標になるのではないかと、ちょっとそんなことを思ったのです

1/1に出会った個体 #

まあこういう話をしようと思ったきっかけはこいつなんですよね、明らかに寒さに負けて枯れてしまっていてあれヒメマツバボタンが死ぬぐらいには今年寒かったのかと。生えているシチュエーションにもよるところがあるでしょうし他の個体はどうなのかと、今日は以前より確認している場所に行く機会もあったので見てみると……

1/3に出会った個体 #

かなり葉が落ちているものの耐えているパターンですね。生き残っている葉もぎゅっとなっていじいけてはいないのでこの調子でいけば越冬できるパターンです。まあ越冬できなくても種子から生えてきて毎年のように湧いてくる植物ではあるのですが……

意外だったのはより小さい個体で寒さの影響を感じさせない姿をしている個体がいたことなんです。まあこれはヒメムカシヨモギを撮ったら写っていることにあとから気付いたものなんですが。小さいから寒さの影響を受けにくい、とかそういう話でもないんでここはなにか条件よかったのかな……まあ今年の冬はこんな感じで生存している個体がいる程度の寒さ、という認識をしておきましょう