12月の花:ヒメスミレ

December 3, 2024
野外観察記録
スミレ科, スミレ属
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もう秋も深まってきて……というか12月になったら冬と言ってもいいのかな?そんな中「そうだ晩秋あたりに咲いていた季節の花を見に行かないと」と思い立ち、久々に外に草を見に行って来ました(スーパーへの買い物のついでですが)という報告です


そう、タイトルに書いているのでもう引っ張ることもなく出しますが、ヒメスミレが12月に咲いているんです

12月に咲いていますが、こういうのを見ると開花のピークはもうちょっと手前だったようですね。毎年この時期に咲いているというのを思い出しつつ、見に行っているのは初年度以降ずっと12月のようです(自分の過去のツイートを検索してみた)。そう、この時期のヒメスミレの開花は今年限定のイベントではなく最低でも4年は続いているもので……そうなってくると、これは安定した性質の可能性が高くなりますね。ただし別の環境で再現性があるか、に関しては検討が必要ですが

いい感じに開花していた株、こんな感じで今が見頃ですよ!という株もいましたし本当に面白いです

この集団は、春の開花後に斜上するような葉を展開するタイプ……つまり=で開花後の褪色が見られるものですが、これまで市内一番と語っていた集団を抜いてい一番色の変化が激しいかもしれません。これも秋だからこそ?かもですね

状態の良さそうな果実を選んで少し回収してみたので、これは自分で播いてみたり整理でき次第ちょっと放出してみようかな?と思います。うまく栽培下でも春秋の二季咲きが出ればそれだけでかなり面白いですし、発展として交配親としても面白そうなので、スミレの育種に興味のある方にも届けたいなと