2果実から3粒、今日の回収は少ない目
November 28, 2024
昨日の話とちょっと関連して語りたいこともある組み合わせの種(のはず)が採れました。その()はなんだって?と聞かれたらタグがついていなかったんです。つけていなかったんです……
ということで早速回収できたものの紹介、なんですが一部は今日もまた「袋掛けしていたら柄が折れた」という果実由来の種子です。自然裂開よりも早いタイミングでの採種になっているので、種皮につつまれた状態で果実から出ていますね。むき出しの方は本当に1粒だけ結実しましたというかなり変な形状の果実になっていて、撮り損ねていたのがちょっともったいないなと
種皮から取り出してみる。1粒だけのもの、そして2粒の方の片方はかなり赤いですね。昨年の記憶・今年の実生した個体の現状・そして流通する個体やiNaturalistなどで確認できる野生個体……いずれを見ても、フラバでは大人の本葉で赤いまだら模様は見ないのですが(プルプレアとかルテオラとかにはある)、じゃあこの赤色はなんの意味が?という疑問が
ここまで色素が出てるんですし、植物体が赤みがかったものになる/花の色がかなり赤くなる(ストライプ部分)などの未来が予想できますが、こうやってここで書いて……播いた個体が大きくなればその辺のアンサーも数年後には得られるかな?
播種後の記録。よくよく見ると赤まだらの方は双葉の縁以外にも毛が生えてる
- 子房親:ペンタローズ?(ペンタピンクの名前で入手したもの)
- 花粉親:恐らくナマクエンシス
この2粒という組み合わせ。昨年も途中で「これもフラバなので交配できるんじゃ?」ということで交配したのですが、その際も種子が得られた組み合わせでは5粒フルでは得られたことはなかったので……何かそういうところで問題あるのかな?ということと(今回も1つうまく育たなかったものがある)、昨日「なんかナマクエンシスは花粉親でうまくいかない」と書いたと思うのですが、これはその成功例ということになってくれるはずです
こちらは
- 子房親:ナマクエンシス
- 花粉親:「フラバ」のラベルのポットに見られる毛の生えた中花柱花
という組み合わせです。昨日、同じナマクエンシスを親にした交配では9粒だったことに比してこちらは1粒。交配操作の過程で問題があったのか(でも同じ日に連続して交配したもの)、花粉親の違いか……個人的には後者の可能性が高いと思っています、フラバの中でも特別に形態が個性的なものなので。良く稔った交配の次にこの交配をしたので、花粉を道具から除去しきれていなかった……パターンだけはないといいのですが
ただ、昨日のものを見ると9粒あって同じレベルで子葉に赤まだらが出るものはないので、そういう点では花粉親はしっかり違う……といいですね。この花粉親も稔性面で問題があるのか結構失敗してるので、1粒でも子供ができたならうれしい
そんな昨日のやつらはきれいに( ᐛ👐)パァと開きました。内側にもちょろっと赤まだら出ているものもぽつぽついて、やはりナマクエンシスの花色と関連付けて評価してもいいのかもしれません。その視点だとsp. Gifbergの子供も赤くなりそうですが……子房親にしたものはほぼ全滅っぽく、花粉親のもどうだろうか、また✓していかないといけないですね