24年の交配フラバ種子第二弾……花粉親は誰だ!
November 22, 2024
交配親が分からなくなるようなグダりイベントの発生はやくない?という突っ込みは受け付けません……最初の方なので、まだ株全体の写真も撮れていないし……タグつけるとノイズになるから……とか思っていたんですよね
今回の子房親と回収した種子はこちら! #
今年新規に導入した小葉たくさんな謎のピンク花ですね。というかこの写真で開いている花と回収した種子の果実の位置を突き合わせたら花粉親の絞り込み、もう少しできるかもしれないことに気づいたぞ……明日にはまたやっておきたい
中花柱花はそこまで雌しべへのアクセスが悪くないのですが、この果実で結実していた種子は2つでした、つまり3/5は何かしらの理由で失敗していたということに。操作の上での失敗なのか、交配の相性的にうまいこといかない理由があるのか……どちらかなのですが、花粉親が不明なのであと一歩踏み込めない
候補としては
- 「フラバ」のポット中に見られる短花柱花
- ナマクエンシス
ということで、いずれの場合でも短花柱花が花粉親ということに変わりはなさそうです。両方とも近い日付で2つずつ交配していて、前者の交配に関してはある程度果実が膨らんでから柄が萎れてダメになるという結果が残っているので……ナマクエンシス有利か?となりますが、さてどうなのか
先行して弾けていた種子はどうにもかなり赤い色素が乗っているようで、最初「これ回収までにストレスでヤバイことになったのか!?」とか思うほどでした。たぶんそうじゃないと思う……たぶん
時間経過とともに様子を見よう #
19時(播種直後) #
で、これを播いたのが19時で、その時に写真を撮ってふと思ったんです。「昨日のフラバは寝る直前だったので見れなかったけど、これなら時間経過での変化を追跡できるんじゃないか?」と。以下はおおざっぱですがその様子となります
20:30ごろ (1時間30分経過) #
Q.なんで1時間後じゃなくて1時間半後なの?
A.やろうと思いつつ忘れていて思い出したのがこの時間だった
そんなグダりの兆候はさておき、この時点で←の方の双葉が少し開いてきていることが見えますね。こんな感じで水を与えると、そこからどんどん動き出します。雨の日にお茶パックのような水を通す物で袋掛けしていると、袋の中でだいぶ動いている……なんてことも
21:30ごろ (2時間30分経過) #
はい、もうここで本葉が見えています!!!
早いなんてもんじゃないです、これもうほぼ完成形に近い本葉を仕込んでいて水を確認した瞬間から一気に押し出してるとかでしょ、きっと切断したら内部に本葉の形があるに違いありません。もったいないし顕微鏡とかないのでそんなことしないけど、できないけども
22:30ごろ (3時間30分経過) #
→の方の双葉も開いてきて、1時間前でもちょっと見えていましたがこちらも本葉が見えてきました
23:30ごろ (4時間30分経過) #
目立った変化はあまりないかな?となりますね、前の写真とにらめっこすると→の方の双葉はもうちょっと開いているかな?そして、開いてくると双葉の内側赤い模様のようなものが見えており、外側に赤色が乗るぐらいの種子だともちろん内側にもそういう表現が出てくることが分かりました
これが本葉になるとこの兄弟で色が変わってくるのかどうか、とかは追跡してみないとわかりませんが……おおむね植物体の赤い色素の強さは花色にも影響するので、これは注目していきたい要素ですね
数時間の経過を見ての感想 #
やっぱり本葉が見えるまで播種から3時間未満とかはやすぎない!?
というのが大きいですね、このタイプのオキザリスの種子は秋~冬の間だけ開花して、即発芽成長して春の終わりには球根を形成して休眠という駆け足の生き方をしていることは知っているつもりでしたが、それにしても動きが早い。変化の単位が〇日ではなく〇時間ですからね……改めて、へんてこな種だなと実感できました