Romulea sp. 2014も開花

February 28, 2024
アヤメ科, ロムレア属
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割と似ているなと思いつつ、狙いがあって入手した(安かったからだけではない、一応)のですが、まさかの展開に


sp.とsp.を並べてみると? #

ということで、sp.の2鉢の開花が進んできて賑やかになってきました

左が新しく咲いたsp.2014で、右が先日から開花しているsp.2197dで……これ同じ種類なのでは?

sp. 2197の裏側

sp. 2014の裏側

裏側も特徴的な外花被片が強く緑色が乗ってきて、内花被片もやはり緑色が出ているという点で共通しています

因みにこの緑色、思ったよりも主張が強くてなんと表側から見てもほんのりと緑色しているなと感じるのです。一度そう気付くとほんのりと……わずかなのですが緑がかっているようにしか見えなくなる。黄色い花のロムレアは複数種ありますが、内側に模様になるようなものが存在せず・外側が緑色になるという点でかなり絞り込めそうではあります

個人的にはflavaの……やはりminorという変種ではないかという気持ちが強いです

GBIFになるRomluea flava var. minorの自生地での記録とかもかなりそれっぽく見えて……。ただ他の候補になり得る種類、citrinaあたりがどう違うのかという所を調べてもいまいち掴めない1ので、もう少し情報収集していきたいですね

最初の花には新たな動きも #

と言ってもこの写真だけでは分からないのですが……。少し触ってみると花弁が脱落して、気になったので根元をつまんで見ると結構硬い、これはもしかして自家受粉して結実しているのでは?と言うことに期待ができます

交配を狙うのであれば自家受粉しやすいのはちょっと困ることもでもありますが、セルフでどんどん種採れるならそれはそれで楽しいのです。しかしこれsp.とsp.が意図せず混ざっても絶対に実生個体から判別できないな……

後続もついに咲きそう? #

これまで紹介してきたsp.たちの花も結構小さい2のですが、こいつは更に小さい花が咲きそうな蕾ですね

minutiflora = minutus + flora

という構造だと考えると……小さい・微小な+花という種小名なだけはあります。これまでsp.の花で記録するのを忘れていましたが、こいつが咲いたらどれぐらいの直径の花か、というのも一度記録しておきたいですね。流石に1cmはあるか?


  1. Pacific Bulb Societyのページでは苞周りで色の記述があるのですが……どのパーツのどの辺なのかいまいち英文を見ても分からない。そしてその辺に注目した写真とかもないので確認できずにいる…… ↩︎

  2. この属をあまり知らない方に補足しますと、Romulea atrandraとかRomulea sabulosaとか結構大きくて派手な種類もいる属なんです。自分の持ってるのが偏ってるだけで ↩︎