種間雑種可否問題 #

そもそも種さえ不明なものが多く流通するオキザリスにおいて、種間雑種ができるのかどうか?を論ずるためにはまず正体をはっきりとさせないといけないのではないかということもありますが……

国内でも出会える種間雑種 #

いわゆるオキザリスとは離れますが

カタバミ属の自然交雑種として、カタバミ×オッタチカタバミの組み合わせによって生まれたと推測される、イヌタチカタバミ(仮称)の存在が確認されています

南ア以外のグループでは記録とともにある #

パタゴニアン・オキザリスと呼ばれるグループではイオン・ヘッカーダーク・アイのような品種が存在し、これらは種間雑種によって作出されたという記録も残されております

Alpine Gardening-アルム

←メニューの下部にあるPatagonian Oxalisのリンク(pdf)中にはこれ以外にも種間雑種のオキザリスの掲載があります。このグループは積極的に交配され、またその情報が公開されているという点ではオキザリスの中でも進んでいると言えそうです

南アフリカのグループは…… #

いわゆるオキザリスとしては主流のグループですが、あまりにも情報の少ないこの仲間。野生個体から見出したsp.なのかなんなのか……というものが多いのですが、Oxalis ‘ほにゃらら’みたいなフォーマット――園芸品種ですよということでCandy Boxなど様々なものを投稿されている海外の方に聞いたら交配で作られているというお返事が

つまりオキザリスの交配は可能……!

のはずなのですが、やはり情報が不足しすぎています。種間どころか種内ですら交配したよ!という事例がとても少ない。なのでそういう情報を探しつつ、自分でも挑戦してその記録を1つでも多く記録できればと思っています

現状は失敗の例と勝手に結実していたものから種子を得られた、ぐらいですが……